企業でGoogle Driveを利用するメリットとセキュリティ対策
- 2018/5/19
- セキュリティ対策
近年ビジネスの場で、クラウドやオンラインストレージという単語が頻繁に聞かれるようになり、ご利用になっている企業も多いのでは?
その中に、日常的にWeb検索で利用するGoogleのサービスの1つ「Google Drive」があります。
一般的な文書や写真、動画など様々なデータファイルが保存でき、そのファイルを簡単に共有できるなどのサービスが無料で利用可能。
しかし、いかに無料で便利だからといっても、セキュリティ面は大丈夫なのか?
と、オンラインサービスなのデータの漏えいや流出といった問題は心配になりますよね。
ということで今回は、Google Driveとは何か簡単な紹介と、利用する際のセキュリティ対策についてご説明いたします。
目次
1、Google Driveとは?企業で利用するメリット
Google Drive(以下Googleドライブ)とは、Googleのアカウントを持っている人なら誰でも無料で利用できるGoogle社が提供するクラウドストレージサービス。通常のWordやExcelデータ、PDFや写真、動画などのデータをアップロードすれば、データの保管、管理、共有ができるサービスです。
無料で15GBまで利用可能で、企業で利用する際は以下のプレミアムプランへのアップグレードもできます。
- 100GB:250円/月
- 1TB:1,300円/月
- 10TB:13,000円/月
さらに、GoogleドライブはOfficeソフト(Word、Excelなど)との互換性が高いことから、ドライブ上でファイルが編集できる上に、そのファイルを簡単に共有可能。この機能を利用すれば、複数の社員で同時にデータ編集するといった使い方もできるので、利便性に優れています。
このように利便性が高いことから、とある調査によると利用者は全世界で8億人以上、さらに一週間で30億以上のファイルがアップロードされているとの結果も出ているほど、一般的なクラウドストレージサービスなのです。
企業でGoogleドライブを利用するメリット
Googleドライブを企業で利用するメリットは、まずはインターネット環境が整っている場所なら、外出先からでもアクセスすればファイルの閲覧や編集ができること。クラウド上にデータが保管されるので、USBメモリなどの外部メディアを利用する必要がなくなり、セキュリティ面でもメリットが生まれます。
また、今まで個人のPC上にバラバラに保存しているデータがGoogleドライブに保管することで、クラウド上でデータの一元管理が出来るようになります。データも容量も1TB(1,300/円)にアップグレードすれば、1TB=1,000GBなので相当量のデータに対応できるでしょう。
このように、企業でGoogleドライブを利用すれば、別にサーバーを用意せずに低価格でデータの保管や共有が可能になるわけです。
とはいっても、セキュリティ面で問題がないのか?と、Googleのサービスといっても心配はあるものです。Googleドライブのセキュリティについては次項にて。
2、Google Driveを企業で利用するときのセキュリティ対策
Googleドライブは、オンラインストレージサービスであるため、どうしても情報漏えいやウイルス感染といったリスクがないのか心配になります。
しかし、GoogleドライブはGoogleが提供するクラウドサービスなので、セキュリティ面では厳重な管理が行われています。特に個人情報が多く保管されることから、Google 以外の企業、組織、個人と共有することはありません。
天下のGoogleが提供するサービス。一般的な企業が行っている情報セキュリティ対策以上の対策がとられているので、安心して利用できるサービスです。
そこで、利用者でもセキュリティ高める必要があり、それが以下の2つのポイントになります。
2段階認証プロセスの設定
2段階認証とは、「パスワード」と「バスコード」という2回の認証が必要な設定のこと。Googleでは2段階認証プロセスと呼ばれ、これを設定すればセキュリティがさらに強化されます。
使い方は、以下のように少々面倒ですが、セキュリティ面では絶大な効果があります。
- Google にログインするたびに、通常どおりパスワードを入力
- コードまたはセキュリティキーの入力が求められ、テキストメッセージ、音声通話、モバイルアプリを通して携帯電話にコードが送信されますので入力すればログインできるようになります。
公衆Wi-Fi経由でアクセスしない
現在、街中の多くの場所にWi-Fiスポットと呼ばれる誰もが利用できる公衆Wi-Fi設備が整備されています。
誰が利用しているか分からないネットワークをむやみに利すると、悪意のある人から通信が読み取られる危険があります。仮に、外出中にGoogleドライブにアクセスするときは、このような公衆Wi-Fiはできるだけ利用しないようにしましょう。
以上の2つのポイントに注意していれば、Googleドライブは元々セキュリティ対策が厳重に行われているので、基本的に安心して利用できるサービスです。
3、まとめ
クラウドストレージといえば、Googleドライブの他にも、DropboxやOneDriveなどのサービスもあり、利用している企業は多いのではないじょうか。
今回はGoogleドライブに注目して、企業で利用するメリットなどご紹介しましたが、無料利用は15GBまでと制限はあるものの、通常のWord、ExcelデータやPDF、写真・動画といったデータを気軽に保管、管理、共有ができます。
また、セキュリティ面ではGoogle社が提供するクラウドストレージサービスということで、一般的な情報セキュリティ対策以上の対策が実施されています。外出先で公衆Wi-Fiを利用しないなど、利用者が注意していれば安心して利用できるサービスでぱないでしょうか。